春咲れんげの脳内文字おこし

私が日々思うことを、ゆるゆるつらつらと書き連ねていく雑記帳。

ひまわり

塾帰り。
早く帰りたい一心でせかせかと地下街を歩いていたら、ひまわりがいっぱい植わってる展示会場?イベントスペース?みたいなところがあった。あぁ綺麗だなあ。すごいなぁ。夏って感じ。と、一瞬だけ目に留めて通りすぎる。

数分後、私はひまわりの前に立っていました。

なんという単純思考。お祭り好き。でも正直、こればっかりはしょうがないかなって思います。ズラリと並んだ向日葵は、ちらっと見ただけでも充分な迫力だったし、何よりあの明るい黄色!あれが良くなかった。展示場を置き去りにした後も、あの色が私の視界にこびりついて、なかなか取れなかったから。

勢いのまま歩いてしまったこの数十歩のこと。授業を受けた疲れ。止まらない周りの人たちの流れ。そして、わざわざ引き返して見に行くという行動の気恥ずかしさ。そういう色んなものがぐるぐる回った。回って回って、視界には黄色が残って・・・
そして最後には「そこまで人間やめてやれるか!」と思って愛でに行きました。あついあつい、あつくて溶けそうと愚痴をこぼすくせに、結局は夏を感じていたい私です。

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たぶん、品種によっても違うと思うんだけど、私が見たひまわりは「太陽!」じゃなかった。それほど大きくもないし、何しろこの子たちは室内にいるわけですから。どちらかというと、かわいいフリルに包まれたあどけない女の子って感じで。でもやっぱり、ひまわりには「綺麗」よりも「きれい」を使いたくなる。それは変わらないね。

 

キヨコを思い出した。

白河三兎著『私を知らないで』
最近読んだ本の中で、いっっちばん好きだった。夏に読む一冊として今の私がオススメするなら、これ以外にはあり得ないよね。ってくらいに。
衝撃的だった。止まらなかった。

主人公の「シンペー」は中学2年生の男子。彼のお父さんはいわゆる転勤族というやつで、シンペーは何回も転校と引越しを繰り返してきた。だからなのか「どうせすぐ別れるんだから」と一歩引いた冷静な視点でクラスメイトを分析し、次の転校までいかに無難に学校生活を過ごすか考えている。彼が転校したクラスにいた一番の美少女は、みんなから無視されて孤立している「キヨコ」。彼女は凛として自分のスタイルを貫くカッコいい少女だった。

基本的にはこの2人を中心に物語が進んでいく。
それでね、聞いてほしい。この小説は登場人物が本ッ当に!魅力的なんだよ。この2人以外にも。それぞれが自分なりの考え方を持っているのが最高に、イイ。14年という時間に凝縮された、その人の経験からくる価値観。処世術。美学。強がりでも何でもなく、しっかり成り立っていたはずのそれらが、大きく揺らいで作り替えられていく。この時期の不安定さには、たまらないものがあるよね。

はじめは恋愛小説かと思った。違った。次にミステリーだと思い直した。それも違った。青春だった。でも、それだけじゃなかった。そして最後には、そんなこと全部がどうでもよくなるくらいに大きな感情をひっぱり出されてしまった。

ピンときたなら読んで欲しい一冊。
私はキヨコがいちばんすき。


あの子はひまわりだった。

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➤ はじめの「は」

はい、私。
話したいことがたくさんあります。

 

だってさ、思わない?
人間誰しも色んな矛盾を抱えてて、でもだからこそ人と関わるのって超ッ絶面白い!って。少なくとも私はこの楽しさにすっかりハマっちゃったみたいだ。
大丈夫、既に手遅れな自覚はある。

今年のクラス替え。選択科目の関係で仲良い子たちと離れて、私だけ知らない人だらけの別クラスになったとき。周りを伺うような緊張感が漂う教室の中、不安とか残念って気持ちよりも、ワクワクと好奇心が勝っていた。

そんな自分のこと、誇らしく思っています。

つまり何が言いたいのかって言うと。
ここは私が他のもの全部置いてけぼりにして、ただ自分が思ったことを素直に書いていく場所。
ゆるゆるつらつら。脳内思考の字幕書き起こし。

あ、そうだ。忘れる前に。
はじめまして、春咲れんげです。

なんとなく、はじめの「は」なんて付けたけど「じ」と「め」は書くつもりはありません。ただでさえ日が照っている。これ以上じめじめと蒸し暑くなったら困っちゃうからね。